途方もない

考えたことについて書くブログ

お酒を止めて半年が経った。お酒の無い生活の感想とか禁酒のコツなど。

酒が好きだ。お酒は裏切らないとして、楽しいときもつらいときもとにかくお酒が呑みたいという人間である。20代の頃は大人数の飲み会にもよく参加していたけれど、今はもう気心知れた人間と2~3人で呑むのが一番。好きなお酒はビール(生か、瓶が好き)、日本酒。でも割と何でも呑む。軽く呑むならかわいいカクテルは選ばず親父の呑むようなチューハイがすきである。ウィスキーや焼酎などのアルコール度数の強いものは今はあんまし呑みません。おいしいやつは高いし。ワインは安くてもおいしいものが多いけど、つまみが「ワイン」と言ってるときか、お祝いっぽい時にしか呑もうと思わない。

 禁酒をした理由は妊娠。今は妊娠したらアルコールは全面的に止めよという風潮が強い。昔はもう少しおおらかだったらしいけど。妊娠はうれしいけど禁酒かー。成人してから一週間でも酒を呑まなかったことがあるだろうか。一度もないと思う。大丈夫なのだろうか・・・と不安になった。
お酒を控えるようにしようと思いつつも、最初の頃、舐めるくらいなら大丈夫だろうと思って夫の呑んでいた日本酒をちょっと貰った。でもそれだけでやっぱり怖くなって(こんなことをしていたら止められないのではないか、酒を飲んだことで何か影響が出てしまったら、など)いよいよ酒を止めようと決意。
そうしているうちに体調があまり良くない期間が来てお酒を呑みたいという欲が出なかった時もあったけど、回復したその後はつらかった。
お酒を我慢するのは大変である。病気や体の都合で禁酒しなければならない人って結構居るんだろうな。大変だろうなあ。


わたしはお酒にはつまみがないと嫌で、その逆もしかり。おいしいものを食べるならお酒も絶対呑みたくなる。だからしばらくの間は好きなものを食べるときに毎回いちいち、飲めないことがつらかった。いまはちょっと慣れた。
ノンアルコールビールとか買ってみたけど、なんかさみしい、逆に。
今は色々なノンアル商品が売られているけれどあれは飲みたくなくて酔いたくない人場合に仕方なく飲むものであり全然呑みたくて俄然酔いたい場合にはまったくおいしくもなんともない。ノンアルコールビールのCMで、「これでいいや~」と笑顔で言うのを見たけど、全然良くない。もちろん個人的意見なのでこれでいいという人は悪く思わないで下さい。
それよりはいっそ、炭酸水のほうがいい。コーラやサイダーでもいいけど甘いのは飽きてしまうし、食事にも合わせやすく、スッとした気持ちになれるのは無糖の炭酸水のほう。安いものを見つけると買いためておいたりした。レモンやグレープフルーツの風味がついているものなどその時の気分で。あと似てるようだけどガス入りのミネラルウォーターもいい。輸入食品のお店などで買う。ペットボトルや瓶入りで、ちょっとお洒落な見た目なので、パスタやピザ食べるとき、スパークリングワイン気分だなというときに良かった。
ノンアルコール飲料は、ビールだけでなくワイン、日本酒などもあるらしいので驚く。変わったものは高いので試したことはないけれどだいたいノンアルコールビールと同じにさびしくなりそうなのであまり試す気はない。

日本酒や焼酎など味わい系のお酒が好きな人が禁酒するなら、お茶やコーヒーなどに凝るのがおすすめ。ハーブティー、ちょっと価格の高い緑茶、こだわりのコーヒーなど。嗜好品としての飲料はお酒になりがちだったので普段見えてなかったけれどたくさんあるものだ。わたしが日本酒呑んでおいしいなあと思う感覚って、体が温まってほぐれて、ふううううっと息を吐く感じだと思う。そういうリラックス感が得られるソフトドリンクをいろいろ試してみたけどなかなか良かった。(ちなみに妊婦なのでカフェインも封じられているがノンカフェインの飲み物が最近はけっこう色々あるし、ハーブティーは一部妊婦に向かないものもあるが大丈夫なのもたくさんある。アルコールよりはカフェインのほうがまだ緩たまに飲んでも良いものとしてつきあっている)結果としてストレスを逃がすだけなら喫茶でも十分効果があるとわかった。お酒が全然呑めない友人が、コーヒーを偏愛していたことを思い出した。ジュースだけどウィルキンソンの辛口ジンジャーエールも、ちょっと似たような効果があっていい。

しばらく禁酒生活をやってみて、ノンアルコール飲料と銘打たれているものを飲んでいると結局酒に対する欲からあまり離れにくくなるのではないか?酒で得られる爽快感、リラックス感、ストレス解消などを他のもので補った方が体的にはラクという気がするけど、どうだろうな。ノンアルコール飲料に馴染めていないだけかもしれないけど。

禁酒中だけど、どうしてもお酒が呑みたくて!たまらない!という日がくる。じゃあほんの一口だけ呑むか、と思っても食事と一緒に楽しむにはさすがに一口では量的に物足りなすぎて余計ストレスが蓄積する・・・という時。突然思いついて「ホッピー」を飲んでみた。もともとホッピーはたまに飲んでて好きだったので。もちろん焼酎は入れない。でもこれまで知らなかったけれどホッピーって0.8パーセントだけアルコールが入っているんですね。そのせいなのかノンアルコールビールよりぜんぜん旨い。喉を液体が通るときの切ないような抵抗感。これだ。ノンアルコールにはこれがないのである。そうだ。だからまずいのである。ノンアル飲んでる人ごめんなさい。
味も飲み慣れていなかったものより、馴染みのあったホッピーは断然よかった。麦の香ばしい味。黒ホッピーにしたので黒ビールを飲んでいるような気分になれた。
その割にホッピーは裏のラベルに、運転の時は注意してくださいという表記にとどまっているように、法的にもアルコール扱いではないんですね。
瓶入りなところもビールのような気分になれて大変よかった。この日は大変に満足できた。まあでも、微量とはいえなんだかんだアルコールである。これはどうしてもつらいときの最後の手段として今のところ一回だけの利用にとどめていいて、主に炭酸水でやり過ごしている。

禁酒した影響として、食べ物の好みがやや変化してきた。
前より甘いものが好きになり、お酒で解消出来ないストレスを甘味で晴らすようになった。お酒の弱い女の人が、居酒屋でデザートを頼むのって全く理解できなかったけどこういうことね・・・と、よくわかった。
あとは、スパイシーなものが大好きだったけどちょっと減った。
薬味たっぷりなものや、エスニック系のものはお酒を呼んでしまうので、それよりはおいしい素材をシンプルな味付けで食べることが自然と増えたのだと思う。おいしい野菜、おいしい出汁など。今までと違う方向に楽しみを開拓するようにすると、お酒の呑めないストレスを少し忘れることができた。

今現在も、なんとか禁酒が続けられている。我ながら、えらい。
今禁酒している人、これから禁酒する人、お酒が本当に好きな人にとってはかなりつらいことだけどがんばってほしい。がんばろう。
禁酒に限らないことだけど、(禁煙とかもそうかも)習慣になっていることを変えるということは大変なことなんだな、と思う。それから、禁酒したことで自分と違う好みの人の気持ちが前よりも想像しやすくなったりもしたかも。ちょっと月並みすぎる感想になってしまった。お酒呑みたーい(結局)。